プラナリアとカワニナとホタル

 少し前の話ですが、連休中に秋川へ行ってきました。八王子のインターを降り、サマーランドの脇あたりが目的地です。連休中の渋滞もあり、車で2時間弱かかりましたが、住所としては東京都あきる野市、立派(?)な都内です。さほど広くはない河川敷でしたが、バーベキューをしながら川遊びを楽しむ家族連れが多くいらっしゃいました。

 秋川は多摩川最大の支流で、とてもきれいな川です。水がきれいな場所にしか生息しないプラナリアが、川岸の石をめくるとたくさんうごめいています。切っても切ってもプラナリア。プラナリアは切ると殖えることで有名な扁形動物です。といっても多くの一般の方はご存じないため、河原で石をめくり、習字の筆でこちょこちょ(こうすると、プラナリアを傷つけることなく採取できます。)していると、「何を採っているのですか?」と大人にも子供にも聞かれ、そのたびに、「切っても切っても~」の説明をすることになりました。

 水がきれいかどうかの指標になる生物といえば、ホタルの幼虫の餌となるカワニナも有名です。プラナリアのすむ秋川にはカワニナも多くいましたので、おそらくもう少しするとあの場所にはホタルが飛ぶのではないでしょうか。都内にもホタルが自生できる環境があることを知り、近場の自然を満喫できたGWでした。

 さて、連休明けの学校では、中学生のホタル当番のお世話のもと、例年より少し早いホタルの羽化がありました。

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 「自然」とは、ヒトの手の入っていない原生林のこととは限りません。古く日本の里山では、ヒトが手を入れるからこそ、多様な生物が生きていました。新しい形のヒトと自然の共生が「ビオトープ」なのでしょう。

 もうまもなく、品川区内でビオトープを舞うホタルが見られます。今から楽しみです。

(理科S)